●E-ZEUSⅡの彗星/小惑星データ2018/11/04 06:06

自動導入モータードライブE-ZEUSⅡを制御するプラネタリウムソフトで、ステラナビゲータ(←クリック)は彗星の軌道要素が定期的に更新されますが、SUPERSTAR_Vは手動でやらねばなりません。 製造元のSEEDBOXさんに説明を書いていただきました。

●彗星の全リストのデータ
ICQで公開されている軌道要素フォーマット(Ephemerides and Orbital Elements Format)です。 これをダウンロードしてSUPERSTAR_Vに入れます。
下記URLをクリックすると、全ての彗星の最新の軌道要素のテキストファイルが表示されるので、ダウンロードして指定のフォルダに入れてください。 テキストのファイルネームは何でもかまいません。
http://cfa-www.harvard.edu/iau/Ephemerides/Comets/Soft00Cmt.txt

●小惑星も同様です
MPCで公開されている軌道要素フォーマット(Export Format for Minor-Planet Orbits)です。
http://www.cfa.harvard.edu/iau/Ephemerides/Bright/2018/Soft00Bright.txt

このテキストファイルを入れておくフォルダはOSで異なりますが通常は、Cドライブの [ユーザー名のフォルダ]→[AppData]→[Roming]→[SeedsBox]→[SuperStar5P]→[comet]フォルダに入れます。 小惑星も同様で[mplanet] フォルダです。
WindowsXPはインストールしたドライブを[SuperStar5P]で検索して、その下の[comet]または[mplanet] に入れます。

●SUPERSTAR_Vの表示
SUPERSTAR_Vの左の天体選択メニューを【B】にして彗星か小惑星を選び、リストを選ぶと先ほど入れたファイルネームが表示されます。 ※デフォルトで有名な彗星/小惑星のファイルが入っています。
リストから選んだファイルにある彗星/小惑星が画面に表示されます。 全ての彗星/小惑が表示されると邪魔なので、目的の天体だけのリストも作って入れておくことをお勧めします。

●彗星/小惑星の動きを追尾する
E-ZEUSⅡとSUPERSTAR_Vの組合せでは、彗星や小惑星(または月)の固有の動きを自動追尾することができます。 10秒に1回自動導入を繰り返します。 動きの速い天体の撮影に有効です。
自動導入画面の上の【導入】ボタンの下に【通常追尾】があるので、それを押すと選択した天体固有の追尾になり、再び押すと通常に戻ります。
当然ながら、ノータッチ追尾の優秀な赤道儀が必要で、 オートガイダーとの併用はできません。

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