●いろいろなお知らせです2020/03/26 11:03

●また体調が芳しくないのと外注業者の倒産などがあり、JILVA-170などの生産が遅れています。 眼の調子も悪くてスマホは扱えますがPCメールが打てずに大変ご迷惑をおかけしております。 深くお詫び上げます。
JILVA-170は1日1台組み立てて残り15台までこぎつけました。 外側にパーツを付ければ完成の個体が目の前に並んでいます。 ご注文されたお客様には、完成したら代打ちでメールをお送りしますので、なにとぞご理解の程お願い申し上げます。


●中古E-ZEUSⅡが2台出ました(ほとんど未使用)
前回ご紹介した出物のE-ZEUS/E-ZEUSⅡ 4台は、1時間で即完売となりました。 その後、E-ZEUSⅡのユーザーさんで大型赤道儀に機種変更された方から、標準型E-ZEUSⅡを2台を下取りしたので整備して格安でご提供します。  今回も早い者勝ちになりそうです。
E-ZEUSⅡについては、前回のブログ(←クリック)とHOME-PAGE(←クリックを)ご参照ください。

下取り品E-ZEUSⅡの価格----100,000円(税別)
※モーター無しの価格です。モーターは別途30,000~50,000円(赤道儀で異なる)で取り付けいたします。
※通常はモーター取付込み205,000円~で販売しているものです。
タカハシNJP赤道儀用のE-ZEUSⅡの例。 赤道儀をお送りいただいてモーターを取付ける他に、お客様に取り付けていただくことも可能です。
上はビクセン旧アトラクス赤道儀とタカハシJP赤道儀のモーター取付作業中。 赤緯が全周微動でない赤道儀には、オリジナルの全周ウォームやハーモニックドライブを用います。 左はタカハシ90S赤道儀の赤緯ハーモニックドライブ。


●JILVA-170 日本仕様試作品の受注中止
試作のJILVA-170(←クリック)は、モニターの役目を終えて生産中止となります。 今回が最後の受注として5台限定で承ります。 ご希望の方はお早めにご下命ください。
日本仕様試作品はSWAT-350と同じ頑丈なターンテーブル仕様で108,000円。 納期は2ヵ月です。
こちら(←クリック)の(株)輝星のSB工房HOME-PAGEにあるメールフォームでご連絡ください。
JILVA-170は今夏を目標に「量産品」として再登場し、常に在庫を蓄えるようにいたします。 「試作品」のように お待たせすることはなくなりますが、30%ほど値上げさせていただきます。 設計も少し変更になります。


●新型ベンチバー
JILVA-170用のベンチバーが新型になりました。  ターンテーブルに2本のハンドル付きネジで固定します。 ポタ赤SWAT(←クリック)にも同様のターンテーブルなので取り付けられます。
新型ベンチバーは中央溝の部分で左右(東西)に動き雲台取付位置も左右に動かせるので、バランスを大ききく変えることができます。 ポータブル赤道儀は、このように左右にカメラを取付けると最も安定します。 縦構図は自由雲台でなくシネ雲台が頑丈で適しています。
片方のカメラが軽すぎる場合のために、雲台の下に取り付ける補助ウエイト(350g)もご用意しました。
新型ベンチバーには丈夫な雲台とカメラを載せ、無駄のないように反対側にサブカメラを載せて、やや東側が重いようにバランスをとってお使いください。 カメラや雲台を高い位置にいろいろ積み上げる人もいますが、積み上げ部分でブレるのでお勧めできません。 積み上げ/接合箇所のブレは、全部「足し算で影響する」ことをお忘れなく!
下の写真は円盤状の補助ウエイト。 左右のカメラの重さが異なる場合に重宝です。 ※新型ベンチバー8,000円、ウエイト3,800円。


●Crazy EQ(クレイジー・イーキュー)の開発
20cm用クラスの中型赤道儀の極軸部分を切り取るイメージで、頑丈で軽量なポータブル赤道儀に仕立てたのがJILVA-170です。 圧倒的な精度と強度が自慢です。 下の写真の中央にあるのが昭和機械製作所の名機SHOWA 20Eのウォームホイール。 右側は歯研磨の完了したJILVA-170用ウォームホイールです。
Crazy EQは一足飛びに40cm用クラスの赤道儀をポータブル化することがコンセプト。 ウォームホイールの直径は30cmと超大型で、 JILVA-170の2倍近く厚さのあるジュラルミンで作ります。 クレイジーなほどの性能を求めて今夏にデビュー。 ご期待ください!


●SWAT-300 Launch Box(ランチボックス)の限定販売
ユニテック社のSWATシリーズは弊社の設計製作でしたが、多忙なため製作からは手を引きました。 SWAT-300/350のパーツが余っているので「SWAT-300 Launch Box」と称して10台ほど限定販売します。 4月末のご案内の予定で、 処分品なので低価格です。
何を隠そう、JILVA-170下部の黒いボディの部分は、市販のアルミダイキャストケースを加工して用いています。 SWATは重くするのと見た目重視でアルミ削り出しボディですが、元々はJILVA-170用ケースを補強するだけで、ギヤも回路も収まるように設計してあります。 SWAT-300 Launch Boxは弁当箱に見えてダサイけれども、 試作品(下の写真)はなかなか快調です。


●ナンチャッテ正立極望のLED照明がモデルチェンジ
ご好評のナンチャッテ正立極望のLED照明が入手困難になってきたので、写真のような外部電源のLED照明に切り変えてゆきます。 単3乾電池2本用のケースを加工して、LED用昇圧回路と輝度調整ボリュームを付け、単3電池を1本使います。 最新の取説(←クリック)に概要を掲載しました。


●出荷時Pモーション補正システム STAR-TREC について
PanHead EQ(←クリック)の取説でご紹介した STAR-TREC(STricly-ARchived TRacking Error Correction)のお問合せが多いので、開発を棚上げしたことをお知らせします。 理由は二つあります。

一つは「ベンチ測定は直前のサンプリングに劣る」という当然の結果。
赤道儀のギヤの精度不足による日周運動追尾の周期性的なヨロメキ(Pモーション)が大きいと、長い焦点距離を長時間追尾することができません。 これを補正するため、モータードライブの登場当時から PEC(Periodic Error Collection)という機能があります。 天体望遠鏡を向けた星空のPモーションをサンプリングして、逆位相で再現/補正するもので劇的な効果があります。
STAR-TRECは出荷時にベンチ測定でサンプリングしてマイコンに焼き込む仕組みですが、使用直前に実際の星でサンプリングする既存のPECのように正確な補正をすることは難しいです。 東西の荷重方向、カメラの重さ、構図、北/南半球でも振る舞いが異なります。 精度の悪いギヤを良くすることはできますが、精度の良いギヤをさらに良くするのには不適当で、場合によっては逆効果のリスクさえあるとの結論に達しました。

もう一つデジタル時代の赤道儀は高精度追尾は不要になったことも棚上げの理由です。
  ISO感度設定はRAW画像には無関係。
 ②星野写真の品質は総露出時間に依存する。
ということからです。 大半の天体写真ファンが勘違いしているので、近々このブログで詳しい解説をします。
フィルム時代の経験から「ISO感度○○で露出○○が適正露出」と、当たり前のように思いますね。 しかし、特別な高感度設定(カメラによるがISO20000以上)でなければ、ISO感度設定は撮像素子の感度を変えているわけではありません。ISO感度設定を変えてもRAW画像の場合は、露出(絞りと露光時間)が同じなら同じデータが保存されるのです(①の件)。
ISO感度設定は、
・背面液晶に出す画像
・カメラ内のJPG画像処理
・RAW現像ソフトの読込み時のレンジ
に反映されます。 が、ここで勘違いの元になるのが RAW現像ソフトがExifに書かれたデータを元に「読込時にレンジを適宜に決めてくれる」ことです。 あたかも撮像素子の感度を変えているように見え、JPG画像と似たような結果が表示されることです。 多数枚スタックソフトが内部でレンジ設定などの処理をやってくれることも勘違いの元になっていると思います。

下の9枚の写真は、蓮尾隆一さんがニコンのデジイチ810Aを用い全て20秒露出で撮影して、RAW現像のレンジがISO感度設定で変わらないようにして検証した、オリオン大星雲のRAW画像です。 左上がISO25600で右下にゆくにしたがい感度を半分に下げて右下がISO100です。 ISO25600は撮像素子の感度を上げてるらしく画像が明るいですが、その他はみんな同じですね。
上記①②から、1枚の露出が少なくてもISO感度設定が異なっても、総露出時間が同じならRAW画像のコンポジット合成後は同じ画像になります。 たとえば、ISO400の4分露出を10枚コンポジットするのと、1分露出を40枚コンポジットするのは同じ結果になります。 ISO感度を変えても同じです。
それであれば、追尾精度が悪い赤道儀は追尾エラーが露呈する前に露出を終了すれば良く、総露出時間が同じになるようにたくさんの枚数を撮影すれば良いことになります。 かなり追尾精度の悪い赤道儀でも、1枚の露出時間を短く切り詰めれば実用できてしまいます。 赤道儀は操作性や強度、携帯性や価格のほうがよほど肝心になりますね。
--------------------
・ もはや星野撮影用赤道儀に圧倒的高精度は必要ない。
・ 精度が高いと使いやすいが オートガイドも必要ない。
・ 赤道儀と焦点距離に見合った露出時間にすれば良い。
・露出が短ければ極軸設置もずいぶん甘くてかまわない。
・ ISO感度設定は背面液晶に出る画像の明るさ調整と、
RAW現像読込時のレンジを好みに合せる役目をさせる
ために、試し撮り後に適宜に設定するのが便法です。
※1枚の露出時間を長くしたい事情がなければ、短時間露出のノータッチガイドが快適です。 いくら短時間露出で良いと言っても、1枚があまりにも短時間露出だと「読み出しノイズの割合が増え」ますが、だいたいF4で30秒露出くらい以上なら大丈夫です。 もちろん、ノイズが多くれば、総露出時間はもっと長くしてノイズを減らせば良いのです。
※ナローバンド撮影では像が極端に暗いため、露出時間をずっと増やす必要があります。 その場合にはオートガイドが必要な場合もあるでしょう。 弊社はノータッチガイドが好きですが、ポタ赤に世界で初めてオートガイダーの端子を装備したくらいで、必要に応じてオートガイド装置を装備されることをお勧めします。

◆◆このような理由で、STAR-TRECは長年の開発はもったいないですが棚上げにしました。
左上のISO25600以外は露出時間が同じならISO感度設定に関わらず同じ画像が得られることがわかります。各々セレストロンHD925にQBPフィルターをつけて20秒露出です。


●パンスターズ彗星(c/2017 t2)とアトラス彗星( c/2019 y4)
2つの彗星の増光が期待されています。 アトラス彗星は今が見頃のようです。
JILVA-170のユーザーさんが撮影されたアトラス彗星の写真を掲げます。 お二方ともノータッチガイドです。
山本 幸司さん(大分県)が3月18日に撮影のアトラス彗星。  Red Cat望遠鏡 口径51mm FL250mm F4.9 ニコン810A ISO3200とISO6400 露出59秒で撮影した3枚をコンポジット合成。
斎藤雅也さん(北海道)が3月24日深夜に撮影のアトラス彗星。 ペンタックスSDUF望遠鏡 口径100mm FL400mm F4 キヤノンEOS kiss ISO1600 露出3分 JPG画像1枚。


●SUPERSTAR_Vの彗星データなど

E-ZEUSⅡの純正指定自動導入ソフトのSUPERSTAR_Vに彗星のデータを入れる方法をご紹介します。
SUPERSTAR_Vに全ての彗星のデータ(たんなるテキストファイル)を入れる方法は、以前のブログ(←クリック)をご覧ください。 目的の彗星がコードネームだとわかりにくければ、通称名に打ち直すこともできます。
リストは何個でも入れることができます。 全ての彗星が表示されるとうるさいので、ご自分で明るい彗星だけのリストを作るのも良いです。 天文誌のデータなどを見て既存のリストに1個づつ追加することもできます。
E-ZEUSⅡとSUPERSTAR_Vの組合せでは、彗星の動きを自動追尾する機能もあります。 また、日周運動追尾終了の時間を指定できるので便利です。

※株式会社輝星の運営する「SB工房」はこちらです。
※SB工房2018年の製品情報はこちらです。
※※星爺個人のフェイスブックはこちらです。

●E-ZEUSⅡ(E-ZEUS)の出物が4台あります2020/01/29 08:29

●年末の棚卸しで新型E-ZEUSⅡと旧型E-ZEUSの開発用の余剰品が全部で4台出たので、新品同様に整備して格安でご提供します。 早いもの勝ちになります。
小型から20cmクラスの赤道儀に適す2相ステッピングモーターの「標準型」です。 お問合せは、このページの左側メニューの「主宰のSB工房はこちら」に移動して「ご購入とお問合せ」からお願いします。
E-ZEUSの資料は下記をご覧ください。
今回の出物は写真下の旧型E-ZEUSが2台と、右上の新型E-ZEUSⅡに試験的に24V ACアダプターを内蔵した試作品。 左上の東芝製最新型の脱調防止ドライバICでパワーを約30%向上させた試作品の合計4台です。 

●旧型E-ZEUSの仕様
実は新/旧E-ZEUSの性能はほとんど違いません。 新型はパソコンとの接続がRS232CケーブルからUSBケーブルになったことと、オートガイド時に(カタ大きい赤道儀には)有効なバックラッシュ補正が搭載されたことが主な違いなので、出物の旧型はお買い得です。 今のパソコンにはRS232C端子がないので、USB→RS232C変換ケーブルを添付いたします。
今回のご提供は自作ファンのためにモーターの無い価格です。 技術的なことは全て公開しますので、ぜひご自分でモーターを取付けてみてください。
もちろん、ご希望があれば通常どおりモーターの取付けと設定は行ないます。 赤道儀で異なりますが、モーター代金と材料費実費の3万円~4万円で承ります。
・旧型E-ZEUSの価格----65,000円(税別)※2台あります。
※モーター無しの価格。

●新型E-ZEUSⅡの仕様
写真右上の「ACアダプターを内蔵した試作品」は、その他は現行のE-ZEUSⅡと全く同じです。 ケースは新調しますので、ACアダプター内臓でも小型のケースでACアダプター外付けでも承ります。
・右上の新型E-ZEUSⅡの価格----100,000円(税別)
※モーター無しの価格。

写真左上のE-ZEUSⅡは外観は現行E-ZEUSⅡと全く同じの試作品です。 モーターの負荷が増えると自動的に電流をアップする新型のドライバICを搭載することにより、パワーが30%ほど向上しました。
・左上の新型E-ZEUSⅡの価格----100,000円(税別)
※モーター無しの価格。

●自動I導入のパソコンとソフトウエア
E-ZEUSⅡ/E-ZEUSはパソコンをつながなければ、電源を入れるだけで初期設定不要の高速モータードライブです。 自動導入をする場合にはパソコンとソフトウエアが必要です。 ※中古パソコンの入手やセットアップも承ります。
純正指定はSUPERSTAR_Ⅴ(←クリック)になります( 12000円)。 通販か望遠鏡ショップでご購入ください。 弊社でも扱っています。
Windows XP~Windows10で動きます。 非力なパソコンでもサクサク動くのが大きな特長。 評価の高いのは、日周運動追尾終了時間の設定(寝てしまっても安心)、直前の導入天体に瞬時に戻る(直前にピント合せ用の明るい恒星に向けておくと便利)、モザイク撮影。 そして「地上マーカー」です。 地上マーカーは、地上の任意の位置にマークを付けることができ、あらかじめ真東/真西の地平線と真南の地平線から天頂まで10度きざみのマークが付いています。 このマークで初期設定することにより、昼間でも天体導入ができます。

無償のYoc(ようくん)というソフトがE-ZEUSⅡに添付されますが、Windows7までしか対応しないことと、ソフトの制作者が逝去されたためお勧めはしておりません。
星翁様のご尽力で下記でASCOMドライバーが無償提供され、アストロアーツのステラショット、ステラナビゲータ、海外メーカーのTheSkyなどでも自動導入が可能です。 星翁様には厚くお礼申し上げます。

通常のE-ZEUSⅡは上の写真のようなセットを赤道儀を整備してモーターを取付けて納品します。 NJPはハイパワーモーターに独自のギヤトレインで充分なパワーを得ています。 左下はタカハシ旧EM200用のモーターユニットで赤緯側は独自のギヤトレイン。 右下はミードのLX200で改造がとても厄介な機種です。

E-ZEUS改造の例。 左上のようにミードのフォーク式赤道儀も改造できます。 赤緯が全周ウォームホイールでない赤道儀でも、ハーモニックドライブやポータブル赤道儀SWATのパーツを強化したオリジナルの全周ウオームホイールを装着して対処しています。 経緯台用にはA-ZEUSとSR20をご用意しています。
右上はペンタックスのMS-4。 中断がタカハシNJPとEM200の例です。
左下はミカゲ光器210B、右がペンタックスMS-5。 NJP、ミカゲ210B、ペンタックスMS-5などは改造が平易なので、モーターまわりだけお送りして、お客様が改造/取付されることも可能です。

最近、大きなペンタックスMS-5赤道儀を3台まとめてE-ZEUSⅡ改造しました。 弊社は自動導入装置のあるメーカー様の改造は失礼なのでご遠慮しておりますが、MS-5は生産中止機種なので改造を承っています。
通常は赤道儀を送っていただいて整備してから改造します。 必要な場合はオーバーホールをします。 しかし、長年使ってアタリがついて快調な赤道儀は、オーバーホールで精度が落ちてはもったいないので部分的な整備にとどめています。

※株式会社輝星の運営する「SB工房」はこちらです。
※SB工房2018年の製品情報はこちらです。
※※星爺個人のフェイスブックはこちらです。

●遅れ続けた納品がやっと完了になります2019/12/31 10:14

●年をまたいでしまいますが、納品遅れが解消しそうです。
クリスマスまでにはJILVA-170やPanHead EQなどを全て納品できる段取りで、外注さんや手伝いの人にお願いして作業を進めて参りました。 しかしながら年末に再び二週間ほど体調を崩して進行が滞ってしまい、製品が年末に届くお客様と年明けになっていしまうお客様がいらっしゃいます。 どうしても自分自身で検査/製作をしなくてはならない箇所があるためです。 本当に申し訳ありません。 本日は大晦日ですが1月中旬までには全ての納品が完了する見込みです。

西日本の名医のところに連れて行ってもらい、全身CTスキャンなどの診断をしてもらいました。 すぐにどうかなってしまう健康状態でもないようでした。 今は一人で300メートルくらいは歩けるようになっております。 眼の方は回復の見込みはないようで、PCで文字を打つのが辛くてメールのお返事がなかなかできずに申し訳ありません。
お客様からは励ましを頂戴して恐縮の至りです。  ご迷惑ばかりおかけして重ねてお詫び申し上げます。
株式会社輝星 SB工房主宰、星爺こと高槻幸弘。

●また体調不良に陥ってしまいました2019/07/16 02:07

●この3週間ほど全く歩けなくなっていました。
4月1日の本ブログで、 体調が復活した旨をご報告したのですが、 勇んで作業に邁進した無理がたたってしまい、 猛烈な体調悪化で作業ができなくなって寝込んでおりました。ご迷惑ばかりおかけして、 深くお詫び申し上げます。
今週に精密検査をして週末までには復活できる見込みです。

この3週間は両足が全くだめで介護老人のような状態でトイレにも行けずに、 惨めでお恥ずかしい限りです。
やっと這い出して、 この原稿を書いております。 寝床のスマホでメールは確認できますが、 PCからでないとお返事ができません。 これから頂戴したメールのお返事を書きます。

お叱りも頂戴しましたが、大半のお客様からは励ましを頂戴して恐縮の至りです。
長い間生産が進行しない状態でしたが、この間にほとんどの作業を外注化して準備は整いました。自分でやらねばならない最後の仕上げが残っています。頑張って納品に努めます。
重ねてお詫び申し上げます。
SB工房主宰、星爺こと高槻幸弘。

●完全復活いたしました!2019/04/01 05:09

●体調不良でご迷惑をおかけしましたが、もう大丈夫です。
JILVA-170をはじめ納品が遅れて、大変ご迷惑をおかけしております。 謹んでお詫び申し上げます。
年始から先日まで体調が悪化して3ヶ月近く作業が滞ってしまいました。 ときどき歩けなくなる持病の他に、眼病で左眼が大きく歪んで見え、パソコンに向かうと猛烈な吐き気がして(精神的な問題もあるようです)、すぐに寝込んでしまう繰り返しでした。 原因がフリッカーする古いモニターのせいだと判明し、32インチ4Kのモニターをに交換したら、嘘のように元気になりました。
お叱りや激励のメールも頂戴したのに、お返事ができずに無礼千万でした。 でも、もう大丈夫です。 メールはこれから順次お返事申し上げます。

現在は頑張って受注分の作業に邁進しております。今後は自社加工が必要な精密な部分以外は外注して、滞りなく生産するようにいたします。
また、今まで負担になっていたユニテック社(←クリック)のSWATの生産から手を引きました。 SWATも相変わらずのご支援をお願い申し上げます。
32インチ4kの大きなモニターを部屋に作りつけてもらいました。 眼の負担が激減しました。


●50cm赤道儀に装着したE-ZEUSⅡ
ブログは5ヶ月も更新できませんでした。 ブログ紙面を拝借したので、昨年の秋に西村製作所の50cm赤道儀に取付けたE-ZEUSⅡ(←クリック)をご紹介します。
群馬県は草津温泉に「バーデンメモリアル草津」という豪華なリゾートマンションがあり、 屋上には巨大な50cm赤道儀のドームが載っています。 マンションのオーナーの人たちで天文同好会を運営しています。 マンションは中古として売り出されることもあるので、興味のある方は不動産広告のサイトを調べてみてはいかがでしょうか?
11階建てのマンションの屋上にある50cm赤道儀のドーム。 地下には源泉かけ流しの温泉もあります。
(クリックすると画像が大きくなります。以下同)
ピラーの北側にE-ZEUSⅡとノートPCを置いています。 ※パノラマ合成がズレてすみません。

大型赤道儀へのE-ZEUSⅡのモーターの取付けは、赤道儀の構造によってはとても苦労します。 本機は写真のように、モーターからウォームネジへの減速/伝達ギヤが小型ウォームギヤの1:40と大きな減速比だったので、モーターを変えるだけでは速度が出ないため、改造が大変な赤道儀です。 過去の同型機の3例では、赤道儀を望遠鏡メーカーの工場に持ち帰って改造していました。 今回は現場で改造できるように工夫しました。
赤経のモーターは、通常とは逆の位置に取り付けることで、現場で取付作業ができました。 5相の
ハイパワーモーターを使って伝達の平ギヤは1:4です。 赤緯は1:10の減速機付きの5相モーターをカップリングでウォームネジに直結しています。 Pモーションが発生しやすい手法ですが、赤緯は赤経と異なり精度は問題にならないので、直結でもベルト伝達でも大丈夫です。

●E-ZEUSⅡは大型赤道儀にも適しています
E-ZEUSⅡを取付けると古い赤道儀も格安で最新型の自動導入に生まれ変わり、お客様に喜ばれています。 今回の50cm望遠鏡は岡山県は井原市星空公園にある元海上保安庁水路部の60cm望遠鏡(←クリック)や香川県はさぬき市の天体望遠博物館に京都大学大宇陀観測所から寄贈された口径60cm反射望遠鏡に次ぐ二番目の大きさになります。
E-ZEUSⅡには、天体で初期設定しなくても自動導入できる「地上マーカー」という機能があります。 前回の観測終了時の位置や天頂から、または真東/真南/真西の地平線から、これに加えて遠くの風景(鉄塔のてっぺんなど)の一点を記憶させて、そこから直に自動導入ができるため、 白昼の天体導入にも重宝します。 「地上マーカー」は高価なアブソリュート型(位置を記憶できる)エンコーダが不要の、ちょっとした発明です。
移動の速い彗星などの長焦点撮影のために、ギヤのバックラッシュ補正や10秒に1回自動導入を繰り返す「間欠導入」という機能もあり、公共的な大きな望遠鏡にも適しています。

※株式会社輝星の運営する「SB工房」はこちらです。
※SB工房2018年の製品情報はこちらです。
※※星爺個人のフェイスブックはこちらです。

●JILVA-170ユーザー様の作品①2018/11/07 03:48

●大分天文協会の山本幸司様の作品をご紹介します
山本さんはポータブル赤道儀JILVA-170に、世界で一二を争うシャープさのツアイス製アポゾナー135mmを搭載して、素晴らしい作品を撮影されています。 後半に3倍に拡大したガーネット・スターも掲載したのでご覧ください。
●山本様からのお便り
JILVA-170、予想以上と言っては失礼ですが、私のスタイルにとてもあっていて今後星野撮影の主力機として使っていけそうです。 中望遠(200㎜)3分くらいまでの撮影には時間を取られたくない、軽く丈夫で簡単に精度よく・・・とても私の理想に合っています。 特にナンチャッテ正立極望(PDF説明書はこちらです)は想像以上に使いやすいですね!
ポタ赤はいろいろ使いましたが、いずれも軽量がゆえに撮影中・構図セット中などに微妙に機材が動くことを完全に防ぐことはできません。 ナンチャッテ正立極望では、いつでもその時点で再確認調整ができますのでとても安心で便利ですね!
追尾精度も十二分に満足で、多数枚でなければ条件良ければ400~600㎜を90秒くらいは行けそうです。 大型ギヤの威力のすごさを体験しています。 当初はステージに直接雲台をつけていましたが、望遠など重たくなるとステージ自体が動いたりするので、今は写真のようなスタイルでバランスをとっています。 お金ができたら赤緯体をつけたいと思ってます。
あっ、いつか聞こうと思ってたのですがカタログに「全品検査にてPモーション±4~5″以下を確認し測定写真付きで出荷します」とありましたが、測定写真は入っていませんでしたが、確か希望すれば頂けるんでしたっけ? 
素敵な機材に巡り合えてとても満足してます、ありがとうございました!!!

●星爺より
JILVA-170の納品は長いことお待たせしてしまい申し訳ありませんでした。 体調が優れず作業がなかなかはかどりません。 お待たせしてしまっているお客様が大勢様いらっしゃいます。 順次生産しておりますので、大変申し訳ありませんが今少しお待ちくださいますようお願い申し上げます。 ※今回のブログ制作も自分ではできないので代打ちをお願いしています。
JILVA-170は試作品ということでお客様のご協力をいただき、個体ごとに新しい試みをして熟成に努め完成の域に達しました。 今後は お待たせばかりするのは大変ご迷惑なので、今月を目処に自前の加工を外注にして在庫ができてからご案内するようにいたします。 専用赤緯軸やフォーク赤緯軸、自動導入もリリースします。 価格は上がりますので試作品をご希望の場合は早めにお問合せください。

JILVA-170は個体ごとにPモーションテストをして合格品を出荷しています(天候が悪いとテストできないのも生産の遅れの原因です)。 最小星像を20μmと仮定するとPモーションが±5″角以下なら、計算上では400mm望遠レンズを長い時間ノータッチ追尾可能です。 当初はテスト写真を添付していたのですが「一番精度の良い個体が欲しい」とご希望のお客様が多かったのです。 それでは不公平になるので、合格の基準を30%ほど厳しく公称の精度よりもずっと良くして、テスト写真は添付しないことにしました。 追尾精度は心配ないので、どうかご理解ください。
しばしば±3″以下の高精度なのが出現するので「プレミアムとして高く売れば?」なんてアドバイスもいただきますが、それはマグレ当たりでウォームホイールがずっと大きくないと原理的に毎回高精度にはなりません。 なので不公平にならないように厳し目なテストをしています。

ポタ赤の追尾精度がいくら良くても、取付けたカメラが撮影中に動いてしまったら撮影失敗です。  ノータッチ追尾はブレのない丈夫な雲台などを使ってしっかし固定することがコツです。
なお、赤道儀はどんな機種でも、極軸を回して構図を変えた直後は「ギヤの噛み合いのアソビなどが馴染んでいない」ために追尾が不安定です。 なので構図を変えた場合は10分くらいほっておいて、安定してから露出を開始する必要があります。
JILVA-170やPanHead EQ(←クリック)には「スタンバイボタン」があります。 「赤道儀には絶対にあるべき機能」と好評です。 ボタンを押すと、日周運動の逆方向に高速回転→日周運動方向に高速回転→日周運動の回転になってギヤのアソビを解消します。 8秒ほどで完了するのでボタンを押して10秒後には追尾が安定します。 構図を変えたら最初の1枚めはスタンバイボタンを押してください。 その後の撮影はボタンを押す必要はありません(その後はもっと馴染むので押さないほうが良い)。

ふたご座の足元を行くジャコビニ・チンナー彗星(21P) 2018年9月17日に撮影 ポータブル赤道儀JILVA-170にてノータッチ追尾  ニコンD810A(ISO 3200)  Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2→F2.5に絞る  59秒露出を10枚コンポジット (総露出40分)  大分市香りの森付近で撮影   ※クリックで画像拡大(以下同)
星雲・星団の銀座通りを通過して行く21彗星です。
すばるとカリフォルニア星雲  ポータブル赤道儀JILVA-170にてノータッチ追尾  ニコンD810A(ISO 1600)  Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2→F2.5に絞る  118秒露出を20枚コンポジット (総露出40分) 
大分市香りの森付近で撮影
付近の淡くもやもやした分子雲(レムナント)までも見事に描写されています。
ガーネット・スターとIC1396 ポータブル赤道儀JILVA-170にてノータッチ追尾  ニコンD810A(ISO 3200)  Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2→F2.5に絞る  177秒露出を20枚コンポジット (総露出60分) 
大分市香りの森付近で撮影 
大きくて暗くて薄い難物の被写体をトータル60分露出で明瞭に描写しています。
山本さんが上のガーネット・スターを3倍に拡大トリミングしたもの。  Apo-Sonnar T* 2/135 ZF.2のシャープさがわかります。 400mm望遠相当の拡大になるので追尾精度も400mmに対応する必要があります。 これほどシャープなレンズが登場すると、ポータブル赤道儀の追尾精度もさらに磨きをかけないとなりませんね。
ポータブル赤道儀JILVA-170と、下左は世界屈指の追尾精度を誇る昭和機械製作所のSHOWA20E赤道儀用の大きな砲金製ウォームホイール。 下右はJILVA-170のジュラルミン製ウォームホイール。
据付式の大きな赤道儀の極軸主要部を切り取ったイメージで超高精度のポータブル赤道儀に仕立てるのがJILVA-170のコンセプトです。 ウォームホイールがジュラルミンなのは、筐体のアルミ合金の膨張係数と同じにして、気温が大きく変わってもギヤの噛み合いなどのコンディションを一定にするためです。 -30℃まで硬化しないグリースとあいまって、極寒地でもスムーズな回転と精度を維持します。

南半球のとある研究施設で越冬時に使うために(夏は白夜)作られたJILVA-170。 上下方位微動台座は南緯69度で使うための特注品。 三脚は弊社のBT38を用います。 版権の問題でなかなか作品をご紹介できませんが、400mm望遠レンズを快調にノータッチ追尾できるとのことで一安心です。

※株式会社輝星の運営する「SB工房」はこちらです。
※SB工房2018年の製品情報はこちらです。
※※星爺個人のフェイスブクはこちらです。

●E-ZEUSⅡの彗星/小惑星データ2018/11/04 06:06

自動導入モータードライブE-ZEUSⅡを制御するプラネタリウムソフトで、ステラナビゲータ(←クリック)は彗星の軌道要素が定期的に更新されますが、SUPERSTAR_Vは手動でやらねばなりません。 製造元のSEEDBOXさんに説明を書いていただきました。

●彗星の全リストのデータ
ICQで公開されている軌道要素フォーマット(Ephemerides and Orbital Elements Format)です。 これをダウンロードしてSUPERSTAR_Vに入れます。
下記URLをクリックすると、全ての彗星の最新の軌道要素のテキストファイルが表示されるので、ダウンロードして指定のフォルダに入れてください。 テキストのファイルネームは何でもかまいません。
http://cfa-www.harvard.edu/iau/Ephemerides/Comets/Soft00Cmt.txt

●小惑星も同様です
MPCで公開されている軌道要素フォーマット(Export Format for Minor-Planet Orbits)です。
http://www.cfa.harvard.edu/iau/Ephemerides/Bright/2018/Soft00Bright.txt

このテキストファイルを入れておくフォルダはOSで異なりますが通常は、Cドライブの [ユーザー名のフォルダ]→[AppData]→[Roming]→[SeedsBox]→[SuperStar5P]→[comet]フォルダに入れます。 小惑星も同様で[mplanet] フォルダです。
WindowsXPはインストールしたドライブを[SuperStar5P]で検索して、その下の[comet]または[mplanet] に入れます。

●SUPERSTAR_Vの表示
SUPERSTAR_Vの左の天体選択メニューを【B】にして彗星か小惑星を選び、リストを選ぶと先ほど入れたファイルネームが表示されます。 ※デフォルトで有名な彗星/小惑星のファイルが入っています。
リストから選んだファイルにある彗星/小惑星が画面に表示されます。 全ての彗星/小惑が表示されると邪魔なので、目的の天体だけのリストも作って入れておくことをお勧めします。

●彗星/小惑星の動きを追尾する
E-ZEUSⅡとSUPERSTAR_Vの組合せでは、彗星や小惑星(または月)の固有の動きを自動追尾することができます。 10秒に1回自動導入を繰り返します。 動きの速い天体の撮影に有効です。
自動導入画面の上の【導入】ボタンの下に【通常追尾】があるので、それを押すと選択した天体固有の追尾になり、再び押すと通常に戻ります。
当然ながら、ノータッチ追尾の優秀な赤道儀が必要で、 オートガイダーとの併用はできません。

※株式会社輝星の運営する「SB工房」はこちらです。
※SB工房2018年の製品情報はこちらです。
※※星爺個人のフェイスブックはこちらです。

メールにトラブルがありました2018/10/04 17:11

金融機関からメールが来て うっかりクリックしたらPCの動きが遅くなり、ウイルス処理を強力にかけたら、8月下旬からメールの半分くらいが届かなくなっていたようです。 専門家に頼んで少しずつですが復旧させています。
この期間にメールを頂戴した皆様に不義理をしてしまいました。 恐れ入りますが返信が届かない皆様は、いま一度メールを送ってください。 どうもすみません。
星爺こと高槻幸弘 (株)輝星。