●火星に大黄雲が発生し始めたようです2018/06/14 16:20

大接近をひかえた火星に大黄雲(ダストストーム)が発生し始めたようです。 このまま広がり続けて行くと火星全体がオレンジ一色に覆われてしまうかもしれません。
火星の地球への大接近時、すなわち太陽にも近いときの火星に起こる「季節の風物詩」です。
望遠鏡を向けても火星の模様は、ほとんど何も見えなくなるかもしれません。 でも、隣の惑星に起こっている「大砂嵐」が見えるのです。 それがアマチュアの天体望遠鏡でもわかる。 たとえアキダリアの海が見えなくなっても、極冠が薄れてわからなくなっても、それはそれで大変なドラマじゃないですか!  惑星間を股にかけた「壮大なスペクタクル」ですね。

星爺は、1971年の火星大接近時の大規模な大黄雲を見ています。 最接近の頃は大学1年生でした。 理学部にあったツアイスの13cm屈折経緯台(丸太のような三脚!)で見た火星は、明るいだけでオレンジ色のノッペラボウでした。
それがトラウマになって「火星大接近」と聞いても「どうせ模様は見えなくなるんだろう」と、なかなか興味がわきません。 若人たちに興味を持ってもらうためにも、大黄雲は大規模になってほしくありません。

◆最近の健康状態
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足の方はなんとか普通に歩けるようになりましたが、左眼がガタガタに歪んで暗く見える症状は治りません。 しかし見え方に慣れてきたので、スマホで方眼グラフを見て眼の調子を確かめながら、SNSのコメント打ちでリハビリをしています(スマホは日本語変換が簡単なため)。
相変わらず頂戴するメールになかなか返信できず大変失礼をしております。 手伝いの人の応援で受注品を製作していますが、遅れに遅れて申し訳ありません。深くお詫び申し上げます。
本日からメールの閲覧と返信に復帰します。 このブログもなんとか自分で打ってみました。
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SUPERSTAR_Vによる6月14日02時の火星の位置(上の画像をクリックすると拡大されます)。
星空シミュレーションソフト SUPERSTAR_Vのサイトはこちら(http://www.sstar.jp/

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コメント

_ とっぱー ― 2018/06/17 22:05

体調が回復されつつあるとのことで安心しました。新しいプロジェクトが目白押しのようですが、どうかお身体を大切になさってください。

_ ムササビ ― 2018/06/18 20:02

先日はありがとうございます。

色々なわがままな要望にもお応え頂きありがとうございます。

お身体、以前よりかなり回復されたご様子ですが、どうか無理をなさらず、ご自愛くださいませ。

ところで火星の大接近といえば、私には「星のふるさと」が思い出されます。

あの本は名著だと思います。

小さな望遠鏡でも、努力と工夫によって、星を追い求める著者の姿に心ひかれました。

著者の鈴木さんは残念ながらかなり前にお亡くなりになったそうですが、鈴木さんの星を愛する姿は、今のアマチュア天文家の中に間違いなく生きていると思います。

_ ●星爺より ― 2018/06/19 04:57

とっぱー ― コメントありがとうございました。
眼の方は変わらないどころか症状が悪化しているようで、ハンダコテを空振りしてしまいます。 片眼が見えないと立体視しにくいです。
ご注文を頂いた PanHead EQは梅雨明けまでには納品します。
よろしくお願いします。

_ ●星爺より ― 2018/06/19 05:05

ムササビ様  コメントありがとうございました。
JILVA-170のことを貴ブログ「ムササビの星空ノート」でご紹介くださり、厚く御礼申し上げます。
JILVA-170の納品が遅くなって申し訳ありませんでした。五藤光学マークXの左右が回転できる赤緯軸は良いですね。 アリミゾの取付けはちょっと大変でしたが…。
貴ブログのURLを下記にご紹介します。
https://ameblo.jp/ic2177/day-20180618.html

_ 西川和彦 ― 2018/06/21 21:46

お大事に、JP160のE-ZEUSⅡは非常に良い状態で惑星撮影に活躍しています。ありがとうございます。

_ ●星爺より ― 2018/06/23 11:35

西川和彦様 コメントをありがとうございました。
E-ZEUSⅡを取付けたタカハシJP160赤道儀が快調に動いているとの由。 一安心です。
SNSなどで西川様の素晴らしい惑星の写真をしばしば拝見しています。
E-ZEUSⅡは無理なマイクロステップ分割をしていないこともあって、強拡大の惑星撮影でも振動やふらつきがないことが特長です。 これからは火星ですね。 素晴らし作品を期待しています。 大黄雲も晴れると良いですね。

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