●完全復活いたしました!2019/04/01 05:09

●体調不良でご迷惑をおかけしましたが、もう大丈夫です。
JILVA-170をはじめ納品が遅れて、大変ご迷惑をおかけしております。 謹んでお詫び申し上げます。
年始から先日まで体調が悪化して3ヶ月近く作業が滞ってしまいました。 ときどき歩けなくなる持病の他に、眼病で左眼が大きく歪んで見え、パソコンに向かうと猛烈な吐き気がして(精神的な問題もあるようです)、すぐに寝込んでしまう繰り返しでした。 原因がフリッカーする古いモニターのせいだと判明し、32インチ4Kのモニターをに交換したら、嘘のように元気になりました。
お叱りや激励のメールも頂戴したのに、お返事ができずに無礼千万でした。 でも、もう大丈夫です。 メールはこれから順次お返事申し上げます。

現在は頑張って受注分の作業に邁進しております。今後は自社加工が必要な精密な部分以外は外注して、滞りなく生産するようにいたします。
また、今まで負担になっていたユニテック社(←クリック)のSWATの生産から手を引きました。 SWATも相変わらずのご支援をお願い申し上げます。
32インチ4kの大きなモニターを部屋に作りつけてもらいました。 眼の負担が激減しました。


●50cm赤道儀に装着したE-ZEUSⅡ
ブログは5ヶ月も更新できませんでした。 ブログ紙面を拝借したので、昨年の秋に西村製作所の50cm赤道儀に取付けたE-ZEUSⅡ(←クリック)をご紹介します。
群馬県は草津温泉に「バーデンメモリアル草津」という豪華なリゾートマンションがあり、 屋上には巨大な50cm赤道儀のドームが載っています。 マンションのオーナーの人たちで天文同好会を運営しています。 マンションは中古として売り出されることもあるので、興味のある方は不動産広告のサイトを調べてみてはいかがでしょうか?
11階建てのマンションの屋上にある50cm赤道儀のドーム。 地下には源泉かけ流しの温泉もあります。
(クリックすると画像が大きくなります。以下同)
ピラーの北側にE-ZEUSⅡとノートPCを置いています。 ※パノラマ合成がズレてすみません。

大型赤道儀へのE-ZEUSⅡのモーターの取付けは、赤道儀の構造によってはとても苦労します。 本機は写真のように、モーターからウォームネジへの減速/伝達ギヤが小型ウォームギヤの1:40と大きな減速比だったので、モーターを変えるだけでは速度が出ないため、改造が大変な赤道儀です。 過去の同型機の3例では、赤道儀を望遠鏡メーカーの工場に持ち帰って改造していました。 今回は現場で改造できるように工夫しました。
赤経のモーターは、通常とは逆の位置に取り付けることで、現場で取付作業ができました。 5相の
ハイパワーモーターを使って伝達の平ギヤは1:4です。 赤緯は1:10の減速機付きの5相モーターをカップリングでウォームネジに直結しています。 Pモーションが発生しやすい手法ですが、赤緯は赤経と異なり精度は問題にならないので、直結でもベルト伝達でも大丈夫です。

●E-ZEUSⅡは大型赤道儀にも適しています
E-ZEUSⅡを取付けると古い赤道儀も格安で最新型の自動導入に生まれ変わり、お客様に喜ばれています。 今回の50cm望遠鏡は岡山県は井原市星空公園にある元海上保安庁水路部の60cm望遠鏡(←クリック)や香川県はさぬき市の天体望遠博物館に京都大学大宇陀観測所から寄贈された口径60cm反射望遠鏡に次ぐ二番目の大きさになります。
E-ZEUSⅡには、天体で初期設定しなくても自動導入できる「地上マーカー」という機能があります。 前回の観測終了時の位置や天頂から、または真東/真南/真西の地平線から、これに加えて遠くの風景(鉄塔のてっぺんなど)の一点を記憶させて、そこから直に自動導入ができるため、 白昼の天体導入にも重宝します。 「地上マーカー」は高価なアブソリュート型(位置を記憶できる)エンコーダが不要の、ちょっとした発明です。
移動の速い彗星などの長焦点撮影のために、ギヤのバックラッシュ補正や10秒に1回自動導入を繰り返す「間欠導入」という機能もあり、公共的な大きな望遠鏡にも適しています。

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